学校帰りに百恵と近くの
ファミレスに寄り
適当に注文をして



ゆったりと腰掛けた




「はあ、」

「藍、疲れてんね」



バックを肩から下ろした百恵は
真正面でぐったりする
あたしを真直ぐ見た



「うん、なーんか
 先生に気づいてもらうのには
 どーしたらいいもんかって」


「恋の悩みか、」

「うん」

「なんだ」



「なんだ...って」


しょぼくれるあたしに
嘘嘘、と百恵は言うと


「何が今の悩みー?」


と緩い笑顔で笑った