「おはよ、藍」

「はよー」


「寝癖、ついてる」

「まぢで、自然に直るよ」

「ふうん、」

「何?」



百恵にしてはあっさり引いたので
席で優雅に頬杖をついている
百恵の方をギョッとした目で見る




「1限目、旭谷先生だけどね」

「ッぁぁあ、!?忘れてた!?」

「ばか」





百恵の言葉を聞いた瞬間
鏡とくしを取り出して
一生懸命寝癖を直していった