「好きだ……
ずっと好きだった」


俺の言葉に反応した彼女の体。


「私なんかでいいの?」


驚いているのか、篠原の声は少し震えている。


「“私なんか”って言うな。
俺はお前がいいんだ!!」



黙ったままの篠原。


鳴り止まぬ俺の鼓動。


俺はそんな篠原の肩を掴み振り向かせた。



「俺と付き合って下さい」