「城田部長は、手応え感じてたみたいですし……頑張ってくれると思います」



「頑張って"くれる"?」


所長が眉をつり上げた。



「頑張ります……俺も」



小声で付け足すと、所長はフッと笑って頬杖をついて会議室を見渡した。


「まあ、DEMEKINの件は城田部長に任せておけば大丈夫だろう。

話を企画会議に戻そう。

もっぷくんと、もっぷちゃんの携帯ストラップとかも俺的にはヒットすると思うな。

振って出すまで色がわからないように売って、レア色とか作れば日本人は食い付くぜ。

諸君、どう考える?」


サラリと答えた意見に、無敵スーツ軍団は度肝を抜かれたような顔をする。