俺は、詳しい話はよくわかんねーし……

説明させるなら城田部長に……


だけど、無敵スーツ軍団の期待の眼差しは俺に突き刺さる。



「真部くん、企画部が商品化のために絞り出したアイディアだぞ?

しっかり答えてやってくれ」


所長の俺を試すような意地悪いニヤニヤ笑いに腹がたつ。


奴を睨み付けてから

俺は、城田部長にアドバイスされたように俺的ニッコリで答える。



「最初は、邪見にされてた感じでしたけど……最後は手応えありな感じデシタ……コストとメリットを気にしてたデス」



コイツからは、逃げられない。

追い詰められたら、自分で答え出さねーと悔しいし

徹底的に懲らしめられる気がする。




すると途端に、あの曖昧な態度だった雨宮さんがムカついてきた。

次こそ、絶対態度ハッキリさせてやる。