少し息を切らし、学校へ到着。

自分と同じ制服を着ている人達がぞくぞくと校門に入って行く。

女子はセーラー服。

男子は学ラン。

私はずっとセーラー服に憧れていた。

地元の高校を受験した理由の1つでもある。


「優子〜!」

同じ中学の友達が走りながら私の方へ向かってくる。

数少ない友達の中で一番仲の良い友達だ。

中学の頃から2人で同じ高校を受験しようと約束をし、2人で合格できた。


『明日香ちゃん制服似合うね!でもスカート短いんじゃない?』


「そんなことないよ!念願のセーラー服だからね!
さっ!クラス発表見に行こっ。」


2人はクラス発表の掲示板へと向かった。