「赤ん…坊…?」 差し出されたのはピンク色に頬を染めた小さい小さい赤ちゃんだった。 朝陽は訳が分からなくてただただ目を見開いていた。 「この赤ん坊が…レイラです。正確に言えば、あなたとレイラの子。」 「俺とレイラの…?」 「そう…。実はレイラはあなたとの子を身ごもっていた。しかしあなたを心配させたくなくてずっと黙っていたんだ。」