「あんた…!!」 そのおじいさんは、レイラのお父さん つまり、モンスター国の王だ。 「いまさら何の用だ!アンタのせいでレイラが死んだ…!!」 朝陽は王の顔を見るなり叫んだ。 別に、すべてが王のせいじゃない。 でも、王なのだから…戦争を止めさせることくらいできたはず。 王は何も言わず朝陽に深々と頭を下げると朝陽の前に何かを差し出してきた。