レイラだって、死にたいわけじゃない。



彼女は一国の姫だから…



ただそれだけの理由。




「あさ…ひ…。ありがと。」




レイラは涙を流しながら朝陽に抱きついた。




「戦争が終わったら、ここに戻ってこい。俺はお前が来るまでずっと待ってるから。」



「うん分かった……またね。朝陽。」