国を出た朝陽たちは、とある無人島に住み着いた。


その毎日毎日が二人にとって


とてもしあわせだった。



しかし、ある日を境にセイラは空を見て泣くようになった。


それも、毎日。




セイラを心配した朝陽は、セイラに聞いてみた。


するとセイラは少しの間俯いて、その重たい口を開いた。





「毎日、毎日人やモンスターが死んでいくの…みんな、悲しんでいるのに、姫である私はこんなことしてていいのかなって…」