リオ達には気付かせないようにするつもりね…。 ドクン…… 「……っ」 ドクン…… 「っ…ハァ…」 どうやら、奴の呪術が利いてきてしまったらしい。 息が……苦しい……。 「ハァ…ハァ…」 息が荒くなるにつれて右腕が痛みがした。 「なに…コレ」 袖をまくって右腕を見ると 白い薔薇の紋章が浮き出ていた。