「あ、そういえば!」 突然美姫が何かを思い出したような顔をした。 「あたしね、神姫の力が少し蘇ったの!!」 「……マジ?」 だから、俺の毒も消えてたってわけか。 「そうか、でもお前の体には何も異常はないのか?」 「うん。ぜんぜん!あ、でもお兄さんと戦う時に力を使っただけでもバテバテだった。」 「…おまえ、あいつと戦ったのか?」 まさか、美姫があいつに勝った…? 俺にも倒すのが難しいあいつに?