口をポカンとあけながらリオを見ているとリオはフッと笑い、あたしの手を取った。



「行くぞ美姫。ってか、早くしねーと俺ら野宿になんぞ?」



「…分かった」



校長に今すぐ怒鳴り込みたい気持ちは山々なんだけど、野宿は絶対に避けたい…






担任をキッとにらみながらもあたしはリクと森の中を進んでいった。