只今、


「ねぇ海君って何処から来たの?」



「彼女っているの?」


「好きなものってなに?」


俺の周りには女生徒達が集まっている、厳密に言うと俺の゛隣″に女生徒は集まっている。


それもそのはず、今日転校してきた転校生はただの偶然だろうか?

俺の隣の席になったのだ。

コソコソ
「ねえ光」


机の椅子を動かして光に近づき小さい声で話かけるのは月である。


「なに?」

光も月に近づき話を聞く。

「転校生、すごい人気だよね!?」


「そうだよな」

ジーッ




(人気なのはどうでもいいけどさっきから視線が痛い。)

話に夢中になっている転校生をチラッとみて今日あった出来事を思い出していた。