え…?

嘘だ。

そんな訳ない。

私耳がおかしくなった?




「今何て…?」


私は蒼にもう一度聞く。



「だから、族をでていったよ。」



嘘だ嘘だ嘘だ。


月夜が…そんな訳ない!!


「嘘だよねぇ…?


ねぇ月夜…月夜ぁぁぁ!!」



私思いっきり叫んだ。



「落ち着け姫香!!」


蓮が私を止める。



「嫌!!どいて蓮!!」


ドンッ

私は蓮を押した。


その衝撃で私は


ベットからおちた。


ドサッ


それと同時に腹部に痛みが走る。


「ゔっっ…。」



「姫香!?!」


月夜…待ってよ。



私を置いていかないで。

ハァッハァッ



息が苦しい。


上手く息ができない。