「じゃあ、 二人とも、台本はもう目を通してあるね?」 監督が言う。 「「はい。」」 「じゃあさっそく撮影出来る?」 もう面倒だし 早く終わらしたいし。 一刻も早くリュウと離れたいし。 「はい、出来ます。」 私はそう言った。 「リュウは?」 「はい、俺も大丈夫です。」 よし!ナイス!! 「じゃあ、撮影部屋へ移動しようか。」 「「はい。」」 私の上機嫌で部屋を出て行った。