あんなに会いたかった月夜と会えて、 また付き合えた。 それは、すごく嬉しい事…… の、はずなのに………。 ずっと、長い間、私が望んでいた事のはずなのに…。 そんな事を考えていると、私のファンの人達が集まって来た。 こんなんじゃ、考え事もまともに出来ないな…… 私は自分の席を立ち、屋上へむかうため、ファンの人達を押しのけて教室を出た。