「ん〜〜〜ん、はぁぁ…。」

伸びをした。


「やっと終わったよ…。もうこんな時間じゃん…。何時間の残業だよ〜ったく。帰ろ。」




俺は部下のミスのせいでいつもよりも長い残業を終わらせた。



「腹へったぁ。今日はコンビニ弁当にすっかな!?」



そして、デスクに置いてる車のキーを取り、車に向かった。



俺は2DKのマンションに1人暮らしをしている。
ご飯を作ってくれる女もいず、普段は意外とちゃんと自炊している。

でもさすがに今日は遅いし弁当でいいや…




俺は車に乗り込み、エンジンをかけ、家に向かって走り出した。





10分ぐらい車を走らせると

両手にパンプスを持ち、裸足で足を引き摺りながら歩いてる女の子を発見した!!


「どぉしたんだろ…」



俺は



ププッ!!


とクラクションを鳴らした。



すると、その子はビックリたように少しよろめき左に避けた。


だから俺はその子の横で車を停め、助手席の窓を開け声をかけた。




「どーしたの?大丈夫?」