俺は自分の気持ちを抑える事が出来なかった。


いきなりキスなんて俺は何やってんだろ…



そして彼女は俺のキスを受け入れなかった。




これが彼女の答えなのか…


『ごめんなさい…』


「いや、俺の方こそ…ごめん…」



『私…嫌とかじゃないんです…ただ…あれ…』



そう言って彼女が指さした先にあったのは



「あぁ…あの写真か…」



藍子と俺が写った写真だった。

あの写真は藍子が事故に遭う1週間前にこの部屋で撮った物だった。



彼女はあの写真を見つけてきっと誤解してるんだ。


藍子の事はいずれ話すつもりでいた…


そして俺は藍子の事を話し始めた。