そして俺は彼女に過去を話た。



俺の家族の事…


この公園の事…




そんな俺の話を聞いていた彼女は涙を流した。




「えっ!?泣いてるの!?」



『ごめんなさい…実は私も片親だから…うちは母子家庭なんです。私が中学の時に父は病気で亡くなったんです』



「ごめん!!俺…何も知らなくて…辛い事思い出させちゃったな!!」



『いえ、大丈夫です!!でも同じようにさみしい思いしてる人がこんなに身近にいたなんて…』



涙を流してる彼女に対して不謹慎かもしれないが…


この時の彼女は美しくとても愛しく思った。



「俺達、似た者同士だな!!」


『ねっ☆』



俺がこいつを守ってやりたい!!

そう思った。