私は顔をそらした…




『ごめんなさい…』




「いや、俺の方こそ…ごめん…」




それからお互い気まずくなり無言の時間が流れた。



私は彼を受け入れなかった。



嫌とかじゃない。


むしろ好き。


でも今のままじゃまだダメだよ…




やっぱり確かめなきゃ…




『私…嫌とかじゃないんです…ただ…あれ…』


そう言って例の写真を指さした。



「あぁ…あの写真か…」



彼の表情が曇った。


やっぱり触れられたくなかったんだ。



内緒にしとくつもりだったのかな…



私は不安で俯いた。



そして彼はゆっくり話始めた。