『大丈夫かなぁ?』


『今はまだ眠ってるだけやから大丈夫やろ』



そんな会話が聞こえてきた。


声は…陸とりぃだった。




あたしは少し重たいまぶたをゆっくりとあけた。



白く光る電気の光がやけにまぶしく感じられた。






『陸!知香が目あけた!』


『遠藤?分かるか?』



あたしの顔を見て二人は嬉しそうな顔をしていた。


あたしもちょっとホッとした。




でも…目で探してた。

動きにくい重い体をそのままにして…


聖夜のこと…探してた。