聖夜が帰った後、締め切っていたカーテンを開けた。


まだ外は雨が降っていた…。



音を立てて降り続く雨の音を聞きながら、あたしはそっと目を閉じた。




信じよう、聖夜を。
信じよう、あの約束を。
信じよう…未来を。




しばらくそんなことを思いながらぼーっと窓の外を見ていたけど、雨はやむ気配もない。




テレビをつけてみた。

見慣れたニュース番組のキャスターが「明日の天気予報も雨」だと報じている。



雨…か…。


気分的に嫌な感じだった。