何故かって、そんなの私にも分かんない。
けど、心から信じるって決めたから・・・・。
私たちなら大丈夫な気がした。
それに彼のためなら何だって出来るって
今、気が付いたから・・・。
「頑張らないとな~。」
相手は衣都さんだしと囁き、衣都さんが
おいってったお金でなく、自分のお金で
支払った。
あれから、なんの音沙汰もなく時は過ぎて行く。
拓実は仕事が忙しくあまり会えない。
そんな私も、もうすぐ海外で大きな発表会
があり、それに向けて猛練習。
その合間に、音楽雑誌の取材とで私の方も
大忙しだった。
その中、ある大きな事件が起きた。