「はい。思ってますよ。

 衣都さんが本気のように
 私も、拓実も本気なんです。」

ちょっと恐かったが勇気をだして
私はそう言った。


「そう、あなた気が弱そうに見えるから
 簡単だと思ってたけど・・・

 
 流石は拓実を本気にさせた女ね。

 ま、精々あがくがいいわ。
 今言ったことを後悔させてあげる。」

不気味に笑った衣都さんはお金を
おいて出て行った。


それを聞いた私には不安がなかった。