「う、嘘だ。
 だって、私
 振られたよ。」
「あん時はまだ
 子供だったんだ。

 だから、親に従うしか
 なかった。

 でも、これからは俺が
 ちゃんと守るから・・・。」
「ほんとに?」

不安そうに聞く。
多分、また別れる事に
なるんじゃないかって
思ってるんだと思う。


俺はそんな不安を消そうと
自信を持って答える。

「当たり前。
 もう、不安な思いは
 させねぇよ。」

そう言って俺は強く抱き
しめた。