絶対噂流れてんだろな・・・。
はぁ。
気が重い。


「あっ!
 拓実様よ。」
「ほんとだ。」
「羨ましいぜ。」
「ほんとによ。」

と、校内に入るなり馬事が飛んだ。



「おっ、噂の拓実様じゃん。」

と、また馬事かよと振り向くと
そこにいたのは見なれた連中で・・・。

「何だ、お前らかよ。」
「何だよって何だよ?」
尚志が意味の分からないことを
言った。

「尚志、何訳の分かんねぇこと
 言ってんだよ?。」
「うっせぇ。

 悪かったな、訳わかんなくて。」