葛原が俺の家と同盟
を組んでること。
婚約者であること。
それが、おじい様の
仕業であること。

そして、俺には好きな
女がいること。

すべてを包み隠さず
社長に話した。


「そうだったのか。

 まさかとは思っていたが・・・。」
「はい。

 ご迷惑をおかけして
 すいません。」
「いや、話してくれて
 ありがとう。

 こちらからは、本人が
 否定してると送って
 おくよ。」
「ありがとうございます。」
「あぁ。
 それと、メンバーが
 心配してたよ。

 ちゃんと話してやれよ。」
「はい。

 今日はこれで。
 また、何かありましたら
 報告に伺います。」
「そうしてくれ。」