次の日の朝、家を出たらライムが待ってた。



「カレン、遅い」



そう言って頭をポンって叩かれた。



待っててくれるなんて聞いていないって。



またこれもライムのペース。



当り前のように繋がれる手と手。



あたしの手を引っ張るように歩くライムの手は冷たくて・・・・・。



ホントに長い時間あたしを待っててくれたんだね。



そして、イヤでも目立つあたし達。



女の子達からの痛い視線を感じるあたし。