もちろん私には
湊も居たし
乃亜も居たし
苺も居たし
いろんな仔がいた。

皆大好きだし
離れないでほしい
順位なんてつけられないし
皆大切にしたい。

なんて欲張りかな?



きっと私は
そのとき
恋ばっかり
マサの背中ばっかり
追いかけていたから
友情を分からせてやろうと
神様が私に試練を
与えたんだと思った。
神様なんて
居るのか
居ないのか
分からないけど
願い事は
沢山あったから
願ってみたけど
届かなかったのかな
神様なんて
居ないじゃない
ちっとも願いなんて
叶わないじゃない
自分の幸せは
やっぱり自分でつかむんだ。
それでも叶わなかったら
諦めろって事なのかな?
諦めるなんて
できないよ。
友達とも
仲良くしたいし
紅と凛は
話し合えばきっと
きっと分かり合えるんだ
2人はそれが
分かってるのかな?
分かってるんだと思う。
だからこそできないんだと
思う。
怒りや復讐は
冷静な判断を鈍らすから。




私は恐いだけだったのかも知れない
逃げていて
前を見てなかったんだと思う
だから転んだんだ。
血が流れて痛いよ。

痛いのは私だけ?
辛いのは私だけ?

  凛も
  紅も
  私も
同じ想いなんだ。
きっと。