信号が赤で、2人でしゃべってた。
隣にはマサ。
後ろには藻那がいた。
「メール読んだ?」
私はまだ聞きたいことがあった。
「悪口ならメールで聞くから。」
「違うのっ。」
「バイバイ。」
「していい?」
私は思わず言ってしまった。
懐かしいセリフを。
私がキスしたいとき
マサがキスされたいとき
絶対言っていた懐かしいセリフ。
「だーめだってそんなこと言っちゃ。」
「わかんないよ。なんで?」
「じゃぁね。」
いつの間にか青になっていた。
あの日は信号がかわっても絶対に行ってしまうことは無かったのに。

今でも隣に
私の隣に
あなたを願わない日は無いよ。
それはずっと変わらないこと。
あなたが好きだから
あなたが愛しいから。
ずっとそばに居たかったの。
あなたにも愛して欲しかったの。
それってワガママ?
もう居てくれないの?
いつ戻ってきてくれるの?
隣に居れないなら
恋人として話せないなら
もう意味無いよ。
何しても報われないよ。

期待させたのはわざとなの?
ずっと好きだから。
ずっと待ってる。