「つかお前こんな時間に帰ってんの?」

いきなりなんだ?

「そっそうですけど」

そしたら、困った顔をして

「親は心配しないか?」

あっあぁそっかまだ言ってなかったっけ?

「親、はいないから、一人暮らしなの」

って言った瞬間、勇人が言うんじゃなかった!

って顔された。

慣れてるからいいのに・・・

「いつものことだから、気にしないで」

そう呟くと

「ごめん」

勇人が誤ってきた。

「いや、ほんとに気にしなくていいですから!慣れてますし!」

無理やり明るく笑うと愁が

私の頭をポンっと叩いて

「そんなことに、慣れちゃだめだよ」

優しく笑いながら言ってくれた。


優しい、優しすぎるよ。