毎日クラスの友達や先輩と
ワイワイ楽しく過ごした。

私は華道部に所属していて
いつもクラブの後に先輩と
話をするのが日課だった。

3年生の遥先輩は、彼氏に
振られたと言いその日の
放課後はずっと先輩の話を
聞いていた。

「もぅ絶対男なんか作らん」
先輩が泣きながら言う。

私は「元気出してください」の
一言しか言えなかった。


あの時、あの場所に
居なかったら私はこんなに

傷つくことなどなかった。