~空サイド~

「っ…………涙」

加藤空……ただいまあたし…
窓に立っております

事の始まりは10分前……
遥くんが出ていって
あたしは逃げなきゃ…と思った。
だが予想以上にたかくて
降りれないでいる……

「あーもうやだあ…」

ひとりでそんなことを
つぶやいていると

「なら逃げなきゃいーじゃん?空ちゃん?」

「はっ…遥くん……!?」

あたしは
窓から降りた

「っ…遥くん…あたしを瞬のとこへ返してっ!!!」

「ははww
そりゃあムリな話。分かってるでしょ?」

じりじりと迫ってくる遥くん。

「おかしいよっ!!!
あたしはっ…普通に中学校生活送りたかった!!
 遥くんとも普通がよかった!!
 なのに…こんなこと……」

ダンッ

壁に押し付けられる
そして……
「はっ…ww普通?
俺は普通はいやだ。
 空ちゃんの特別になりたい」

そう言うと

「んんっ…んっ…んうっ!?」

あたしに激しいキスをした