虫除け?
なんだろ?

そう思って
あたしも瞬にぎゅーってしたかったから
したら
「反則…だめ。俺もうムリ」
って言い出した。
え…そんなにいやだったのかな?
そう思って凹んでたら
「ばか。ちげぇよ。
 俺はずっと空に触れてたい。
 けど俺にも理性ってもんがあって
 今みたいな不意打ちされると
 やばいの////」

最後は真っ赤になって言った瞬。
……/////// すんません////

あたしは
隼斗くんがお風呂から出てくる前にと
思って洗い物。
瞬は着替えに行った。

ガチャッ

ん?
「あ、お姉ちゃん」
そう言ってにやっと笑った悪魔。
あたし、動じないもん。
「なぁー?」
そう言って近づいてきた隼斗くん。
あたしはとっおきのスマイルで
「ナンデスカ?」

「うっわ。なに?
 いちゃついてたの?まぢかよ。壊してやろーか?」
このひと、なんなんだ。ほんと。

「ケッコウデス。」

「はっww ってあ…???」
びくうっ
笑ったと思ったら
急に怒り気味の悪魔。
「は…?」
あたしの首元を見て
すごい険しい顔してる。
「ちっ」

いやいや、は!?
なぜに舌打ち?