キーンコーン
  カーンコーン


『マジ舞ウケるー。授業中,大声で喋る奴どこにいんのよ!しかも,「困る」とか,何?って感じだし!』

授業が終わり,爆笑しながら小走りで彩がやってきた。


舞はしゅんとしながら言う。
『ここにぃ…でもねでもねぇ…だぁってね琉華ちぃがいじめるんだもぉん。』


私は慌てて
『いじめてなんかないし!!舞が視線感じたって言うから,好意持たれてるんじゃない?って言っただけだよ!』
と,両手を胸の所で振り,言い訳をした。