幸せな夢を見た。


「葵」


 刹那が私を見て微笑んでいて。


「刹…那……?」


「おま、なんて顔してんの?
 ったく、可愛い顔が台無し」

 そう言って、優しい手つきで私の頬を撫でる。


「刹那ぁ…っ!
 怖い夢、見たの…っ」