2人の目にとんでもない光景が飛び込んできた…




「…なんか…あっちの方、燃えてない!?……てか、家の方やん!」




「えっ?…確かに家の方です!…急いで戻りましょう!」




私達は、急いで火の方向へ…



家の方へ向かった…



モヤシ男さんは腰の痛みをこらえながら……




私達は、信じられなかった…




「…なんで?…なんで?燃えてるの?」



モヤシ男さんは放心状態になりかけてる…



「まさか……」




私は、家の周りを確認した…




案の定…そこには




あのリッチなオジサマが立ち去ろうとしている姿があった…



「ちょっと!待てーー!」



私は、必死に追いかけた…




でも、追いつけなかった…




「なんで…こんな事するの…なんでよー!」



私は、その場に座り込み泣いた…




悔しくて…




「…おーい!大丈夫かぁ?」



モヤシ男さんは座り込む私に近づいてきた…