「あのモヤシ男…何でもやります!って言うから、プロレスの試合に出てもらったんだ…そしたら、1分も持たずに負けたんだよ…」


徐々に怒りだしてるオジサマ…


「…1分ももたずにですか?…めちゃくちゃ弱いですね…」


「そうなんだよ…トレーニングばっちりって試合前に言ってたんだよ!…それなのに…何のトレーニングしてたんだ…あいつは!」


よっぽど…モヤシ男って人…弱いんだね…


私でも勝てそう…



「そのモヤシ男さんの家を燃やしたらいいんですか?」


「ああー頼むよ…準備にどんぐらいかかる?」


「そうですね…私のモットーは、まずその燃やす家の持ち主がどんな人か分かってからなんです…」


そう…私は、ただ燃やすだけの女じゃない…



ホントに悪い人かどうか見てから燃やすの…


「わかったよ…準備ができたら連絡をくれ…」


「はい…また後日。」


そう言ってオジサマは出て行った…



モヤシ男…



アナタは一体どんな人なの?



気になるわ…