高須賀先輩



1つ年上で校内の中でファンクラブがあるくらい人気のある先輩。



確かにカッコいいと思うけれど...私は好きじゃない。



正直なんか胡散臭い。



「ねぇお願い!!」



「もぉ〜・・・仕方ないなぁ」


「ほんとっ?!じゃあ行こっ!!!」



「ちょ・・なつ痛いよっ」



なつの必死さに観念すると、すかさず手首を握られ気の変わらないうちにと体育館へと引きずられる。



「なつ痛いって〜!」



「あっごめんっ!つい・・・」


私の声に反応して
はっと手を離すと、恥ずかしそうに笑うなつ。



高須賀先輩絡みのことになると回りが見えなくなる。


そんななつが、時々すごく羨ましくなる。
恋する女の子の顔に変わるんだもん。