「先輩の周りには、私なんかよりもキレイな人たくさんいるし、正直手の届かない人だよ」
「そんなことない!!!」
なつはすごくキレイな女の子。
負けるなんてそんなことないのに。
なつは悲しそう笑っている。
「届かないってわかってても好きなんだよ。」
「なつ・・・」
「先輩のこと好きになる前はさ・・・恋ってもっと楽しいものかと思ってたんだ。でも・・・恋って苦しいんだね」
悲しそうに笑うなつは私に負けないくらい泣きそうな顔をしていると思う。
「一緒にがんばろうね?」
「うん、」
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