「しっ知ってたんですか?!なつたちのこと?!」
「もちろんだよ。すごい噂にもなってるよ。すごい美少女2人がバスケ部に入部したって。その2人が期待の新人って顧問にも注目されてるってね」
私と潤の険悪なムードを断ち切る高須賀先輩の言葉になつの顔が赤くなっていく。
「びっ美少女って・・・そんな。」
「確かに噂になるのも頷けるよ。すっごいきれいだもんな〜」
高須賀先輩スマイルで美少女だと言われて、固まっているなつ。
「こいつは論外ね先輩」
「2人ともすごい美人だよ」
余計なことを言う潤の腕を思いっきりつねると大袈裟に痛いふりをする。
「うわぁ〜肉千切れるかと思ったし!!!」
「大袈裟なんだよ!こんなんで千切れるかバカ潤」
「なんだとチビ!!」
「チビじゃないもん!これでも170あるんだから!!!」
「俺よりはチビだろ〜」
「潤が巨人すぎるのよ!!!」
中1で180あるなんて潤の方がおかしいんだ!!!
お互いの悪口を言い合っている私と潤を、なつと先輩はあきれたように苦笑をしていた。