「お客様、こちらには、何時間いていただいても構いません。 ですが、次、またこちらに起こしいただくことがあれば、その時は、よいお知らせをお待ちしております。」 「はぃ...」 「それでは、ごゆっくり。」 そうしてマスターは、また足音もたてずに去って行った。 わたしはとりあえず、紅茶を一口、口に含んだ。