「あの、メニューは無いんですか?」
さっきから全然メニューが見当たらない。
「申し訳ございませんが、当店にメニューは無いのです。」
「え...?じゃあ、どうするんですか?」
「誠に勝手ながら、わたくしがブレンドさせていただきます。」
「ブレンド?」
「はい。お客様にあったものを、用意させていただきます。」
「そう、なんですか...」
「はい。では、しばらくお待ちください。」
そう言って、マスターと名乗った男の人は足音もたてずに去って行った。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…