蓮川祐希は、さらりとホントに気にしてないようにいった。









………なんていうか…。








人のことをよく見てる人なんだな、この人って。






常識がなくて、いつも予測不可能な行動をして。




でも、正面から他人に向き合う、優しい人。








もしかしたら、この時からもう、この人に興味があったのかもしれない。










「まあさ、なんか苦しかったり、ひまでひまでしょうがなかったら、来週の金曜日にまたここおいでよ」







だから。









「また、きます」







その優しさを感じに。