変な人、変な人とは思ってたけど…。




ここまでだったとは。






もしかして、冗談?



「……」





じっと、あたしの返事を待つ、男の人。





真面目な顔してるけど…。

のってみるか?













「はい」











あたしが答えた瞬間、男の人は目を大きく見開いた。



口も開いてるし。




「ほ、ほんと?」



「はい」







…やばい。



この反応、この人マジだった?




あたしが後悔し始めた時は、もう遅くて。




男の人は顔を輝かせると、三階からたれているロープの先をつまむと、笑顔で手招きしてきた。











…まじでか。