トライアングル、ラブ


なんで、仲良くなったんだっけなぁー。


「ちょっと、爽華いくよ?」


「え、うん。
って、どこに………?」


ありえないと言わんばかりの呆れ顔の唯。
馬鹿にしたように笑う雄貴。


「今日は、皆でボーリング大会だ!って昨日自分で言ってただろ?」


尽かさず、小さい声であたしに教えてくれる恭ちゃん。
恭ちゃんだけが、あたしの味方だよ。


「そうよ、ボーリング大会だよ。
いや、忘れてたんじゃないよ?みんなを試しただけだよ?
ね、恭ちゃん。」


訳のわからない、言い訳をしながら必死に忘れてませんでしたオーラをだす。


「そ、そうだよな。
さ、行こうぜ。」