『傷付く心も持ってるの』…−−−−。

あの言葉はきっと彼女の本心だろう。


怒って当然だし、『私のことを知ろうとしない人に話す義務はないっ!』って言うのも納得だ。


『私は私なの』…−−−。


遠藤は彼女の話をする中で何度となくそれを強調してた。


あ〜………馬鹿だ、俺。
何が被害者だ。
何が巻きぞえだ。

身から出た錆じゃねぇか…。


あのカレー屋からすでに2日が経っていたが、俺は腐りまくってた。


彼女に詫びたい気持ちもあるが、どの面さげて謝るんだって思いと。


彼女が会ってくれんのかって少しの不安。


それでも謝って、だけどまた対談を申し込むとか…厚かましくてできねぇよ。


………かと言って、それに変わる記事も書ける気がしねぇ。


あぁ〜……もうダメだっっっ…!