ぶつけようのない怒りを抱えて、早3日…−−。


大分落ち着いてはきたものの、今度は謎が俺の頭を埋めつつある。

彼女のあのムカつくセリフ。

何か…裏があるような気がしないでもない。


でも今考えなきゃならないのはあの女のことじゃねぇ。


雑誌に穴をあけないように、ついでに俺の頭や腹にも風穴があかないように記事を書かねば。


何かネタを…。しかも面白いネタ…って、あったら苦労しねぇよなぁ…。

あぁ〜…どうしたもんか………。


煮詰まってパンクしそうな頭を抱え、ベッドに倒れこむと。


グウゥゥゥゥ〜…−−。


「………。」


人間、どんな時でも腹は空くもんだ。


時計を見れば午後2時過ぎ。


昼飯、食ってなかったなぁ…なんて今更ながらに思い出した俺は気分転換も兼ねて何か食いに外に出た。