「おばさん、大丈夫?
何かあった??

何か…雰囲気がいつもと違うよ?
疲れてるッポイし、どうかしたの?」


「………、、、。」


もう…どうにでもなれ…だ。


もっとオブラートに包むとか、変化球を打つとか…。まあまそれをこいつに期待するだけ無駄ってことなんだろう…。

しかしよりによって直球…。
もうため息しかでねぇ…。


俺は天を仰いだ。


するとおばさんは寂しげな笑顔を浮かべ俺たちを交互に見つめて礼を言った。


「ありがとう…。
でも大丈夫よ、心配しないで」


そう言い終わるかどうかでおばさんの目から涙がこポロリとぼれ落ちて…。


作った笑顔も明るく振舞う声も。

そのこぼれた涙が全然大丈夫ないことを物語っていた。